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石鹸作りの世界的歴史






History of Soapmaking

前置き

アメリカがまだイギリスの植民地であった時代、石鹸はカリや炭酸カリウムから作られていました。初の石鹸作りの発見から19世紀の前半までは、このカリウムをベースとして作られた石鹸だけが存在していました。

古代エジプトでは、石鹸作りに必要なアルカリの材料として炭酸ナトリウムが使われていたのではないかと言われ、後の8世紀にスペインでこの方法でアルカリの摂取がされていたようです。また、様々な沿岸地域で、海草を燃やしてそれで得られるナトリウムをアルカリとして摂取していたようです。しかし、ほとんどの石鹸がカリや炭酸カリウムから作られていました。カリ、炭酸カリウムとは、植物や木材から取れるアルカリです。これらで作られた石鹸は、君主から小作農まで、多くの人たちが動物油脂と灰を使って作り、広く使われていました。しかし、多くの人は、なぜ汚れが落ちる石鹸がアルカリと油脂によってできたのか全く知りませんでした。何度も間違いを繰り返しながら、石鹸の作り方を学んでいったのです。

初の石鹸

一体いつ石鹸を作る方法が初めて発見されたのかは不明なのですが、先史時代であった可能性も考えられます。焚き火を使って肉を焼いている人々が、暴風雨(水)の後に焚き火の後に灰(アルカリ)と料理したときに出た動物の油脂(オイル)が残った地面の上に不思議な物質(石鹸)ができていたのに気が付いたのかもしれないし、肉を作るのに使った鍋の中に水と灰が入ったときにも同じ変な物質(石鹸)ができたのに気が付いたかもしれないし、その鍋を洗ったときに、鍋がきれいになるどころか洗っていた手までもきれいになったことに当時の人は気が付いたのかもしれません。

バビロニア人が紀元前2800年に石鹸を作っていたことは石鹸作りの歴史的最初の記録で、後の紀元前600年頃にそれがフェニキア人に伝わりました。これらの時代の石鹸は、布を作るためのウールやコットンの繊維をきれいにするのに使われておりました。



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